白石加代子「百物語」アンコール公演 第三弾
明治から現代の日本の作家の小説を中心に「恐怖」というキーワードで選んだ作品を、白石加代子が朗読という枠を超えた立体的な語りと動きで贈る「百物語」シリーズ。伝説の「第一夜」のアンコール公演です。
日 時 |
2020年11月15日(日)
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会 場 |
小ホール |
出 演 |
白石加代子 |
料 金 |
全席指定 4,000円 |
●公益財団法人越谷市施設管理公社
お客様へのお願い~新型コロナウイルス感染拡大防止について~(7/1掲載)
【お客様へのお願い】(9/24追記)
越谷市における施設の使用及び事業実施の目安が変更となったことから、公演の実施については、以下の措置を徹底することといたしますので、重ねてよろしくお願いいたします。
(1)来場者の氏名及び緊急連絡先を確実に把握するため、公演日当日の入場時に個人情報を専用用紙にご記入いただきスタッフにお渡しください。
※ご記入いただけない場合、入場できません。
(2)これまでもお願いしておりましたマスクの着用が必須となります。※ご着用いただけない場合、入場できません。
(3)チケット半券のもぎりは、お客様ご自身にてお願いいたします。チケットはスタッフが目視で確認いたします。お客様ご自身で半券を切り取ってご入場ください。
(4)スタッフは全員、マスクを着用いたします。お客様と接するスタッフは、マスクを着用してご案内と対応をさせていただきます。(一部のスタッフは衛生手袋も着用いたします)
(5)厚生労働省による「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」の活用を推奨いたします。
(厚生労働省HP)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
ご来場を予定されているお客様にはご不便をお掛けいたしますが、感染予防のため、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
この作品から「百物語」は始まった。「百物語」の顔ともいうべき「箪笥」が登場
伝説の第一夜と「おさる日記」
夢枕獏「ちょうちんが割れた話」
筒井康隆「如菩薩団」
半村良「箪笥」
和田誠「おさる日記」
2014年秋、泉鏡花「天守物語」をもって「百物語」全99話を語り終えた白石加代子。
当初は「肩の荷がおりて、すっきりした」と晴れやかな表情だったのですが、時を経て次第に
<まるで、愛を失ったかのよう(本人談)>な想いに急激に襲われたと話してくれました。
あまりにも自分にとって大きな存在だった「百物語」、ファイナルを終えて、忙しい仕事の合間を見つけ、アンコール公演・第一弾として、筒井康隆「五郎八航空」・南條範夫「燈台鬼」、を上演。
そして第二弾として、三遊亭円朝「怪談牡丹灯籠」を上演。
そしてこの度、アンコール公演の第三弾が上演決定いたしました。
「百物語」の顔ともいうべき「箪笥」を含む第一夜に、ショートコメディの傑作「おさる日記」を加えた四作品のまさにスペシャル企画です。
百物語の超人気演目で固めたアンコール公演第三弾
夢枕獏「ちょうちんが割れた話」
「百物語」は、この話から始まった。真っ暗な中から声。その声は舞台を右に左にと動いている。そして、ちょうちんがバカリと割れると、灯りがつき、白石加代子、ああ、怖い。
筒井康隆「如菩薩団」
「百物語」の最多登場が筒井康隆である。そしてこの第一夜に登場した「如菩薩団」が、まさにそれからの「百物語」の方向を決定づけた。主婦の強盗団が襲ったのが、上品な奥様と下品な女中、まさにブラックユーモアの極み。笑って笑って、ぞっとする。
半村良「箪笥」
「百物語」の第一の人気といえば、文句なしにこの「箪笥」である。箪笥に乗った白石加代子が、あっという間に老婆になっていく。そして能登の言葉で話し始める。不思議の極み。お客は息もできずに、見守り、聞き入っている。一体、この話はどこへたどり着くのか。そしてあっという、幕切れ。
和田誠「おさる日記」
第一夜になにか一本おまけをしたいと演出家の鴨下信一。その豪華のおまけがこの「おさる日記」である。男の子が、お父さんのおみやげのおさるの話を始める。終わった後で、あまりの意外な結末に、一瞬間があって、次にどっと笑いが沸く。切れ味に言葉がない。
白石加代子
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