No.467 サンシティ名画劇場「ザ・ホエール」
自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー。自ら死期を悟り、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする。さらに、長年押し込めてきたトラウマと向き合うことを決意。心をえぐる喪失と絶望、複雑で多くの重荷を抱え断絶せざるをえなかった彼が、心の奥底で信じ続けた願いとは・・・。最期の5日間を描く、壮絶にして心震わすヒューマンドラマ。
日 時 |
2023年10月27日(金)
・
28日(土)
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本編時間 |
1時間57分 |
会 場 |
小ホール |
出 演 |
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料 金 |
全席自由(税込) |
●公式サイトURL https://whale-movie.jp/
●公益財団法人越谷市施設管理公社
自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー。自らの死期を悟り、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする。さらに、長年押し込めてきたトラウマと向き合うことを決意。心えぐる喪失と絶望、複雑で多くの重荷を抱え断絶せざるをえなかった彼が、心の奥底で信じ続けた願いとは・・・
鬼才ダーレン・アロノフスキー監督の『マザー!』(17)以来5年ぶりの最新作は2012年に初上映された舞台劇の映画化で、A24が製作、全米配給を手がけた。第79回ヴェネチア国際映画祭における感動的な瞬間が世界中に発信された。それは『ハムナプトラ』シリーズなどでハリウッドのトップスターに昇りつめながらも、心身のバランスを崩して表舞台から遠ざかっていたブレンダン・フレイザーの奇跡的なカムバック劇。本作でフレイザーが演じたのは、体重272キロの孤独な中年男性。離婚後疎遠だった娘との絆を取り戻したいと願う主人公の“最期の5日間”を、ワン・シチュエーションの室内劇という様式で映し出す。生きることについての根本的な問いかけをはらみ、緊迫感みなぎるストーリー展開で観る者を魅了する本作は、アロノフスキー監督作品としては『ブラック・スワン』以来最高の北米オープニング成績を叩き出し、フレイザーの驚嘆すべき演技に多くの絶賛の声が寄せられ、先に発表となったブロードキャスト映画批評家協会賞にて主演男優賞を受賞、さらに全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)でもノミネートが続き、ついにブレンダンは、アカデミー賞〈初〉の最優秀主演男優賞を受賞した。
その他に「ストレンジャー・シングス」シリーズのセイディー・シンク、本作でアカデミー賞を助演女優賞初ノミネートを見事に果たしたホン・チャウ、サマンサ・モートンら豪華俳優陣が脇を固め、未だかつてないほどに心を揺さぶる物語を生み出した。
白鯨
1851年に発表されたアメリカの小説家ハーマン・メルヴィル(1819〜1891)による長編小説。世界中大小説の一つと称される。船長のエイハブはかつて“モヴィ・ディック”という名の白いマッコウクジラに片足を奪われている。その白いクジラへの復讐心、さらに乗組員たちとの捕鯨技術の描写などが多く綴られ、さらに旧約聖書や故事などの引用や比喩も用いられている。
恋人アランを亡くしたショックから、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。歩行器なしでは移動もままならないチャーリーは頑なに入院を拒み、アランの妹で唯一の親友でもある看護師リズ(ホン・チャウ)に頼っている。そんなある日、病状の悪化で自らの余命が幾ばくもないことを悟ったチャーリーは、離婚して以来長らく音信不通だった17歳の娘(セイディー・シンク)との関係を修復しようと決意する。ところが家にやってきたエリーは、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱え、心が荒みきっていた・・・。
監督/ダーレン・アロノフスキー
出演/ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン 他
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