No.471 サンシティ名画劇場「658km、陽子の旅」

No.471 サンシティ名画劇場「658km、陽子の旅」

42歳、独身の陽子。20年以上疎遠になっていた父の訃報を受け、従兄に連れられ渋々向かう。ひょんなことから置き去りにされてしまい、所持金もなくヒッチハイクで故郷を目指すことに。北上する旅で出会う人々、そして若き日の父の幻により、止まっていた心は大きく揺れ動いてゆく。冷たい初冬の風が吹きすさぶ中、出棺までに実家にたどり着くのか・・・。

日 時

2024年2月23日(金) ・ 24日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

1時間53分

会 場

小ホール

出 演

料 金

全席自由(税込)
一般1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/

公益財団法人越谷市施設管理公社


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夢破れて20数年。引きこもり孤立をしていた42歳の陽子は、長年断絶していた父親の葬儀のために、郷里の青森県弘前市に渋々帰ろうとする。しかし、あろうことかヒッチハイクをする羽目に・・・。孤独に凝り固まる陽子を演じる菊地凛子は、『バベル』(06)で米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、その後も『パシフィック・リム』シリーズ等ハリウッドをはじめ海外作品に数多く出演する日本を代表する国際派女優。本作で初めて日本映画の単独主演を飾り、引きこもり生活から外に出て、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露にしてゆく繊細な難役を見事に表現。竹原ピストル、オダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みと躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督と共に渾身の力で表現している。就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることが当たり前の今、孤独と孤独に凍った心が解けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーが誕生した。

 

 

 

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42歳 独身 青森県弘前市出身。人生を諦めなんとなく過ごしてきた就職氷河期世代のフリーター陽子(菊地凛子)は、かつて夢への挑戦を反対され20年以上断絶していた父が突然亡くなった知らせを受ける。従兄の茂(竹原ピストル)とその家族に連れられ、渋々ながら車で弘前へ向かうが、途中のサービスエリアでトラブルを起こした子どもに気を取られた茂一家に置き去りにされてしまう。陽子は弘前に向かうことを逡巡しながらも、所持金がない故にヒッチハイクをすることに。しかし、出棺は明日正午。北上する一夜の旅で出会う人々――毒舌のシングルマザー(黒沢あすか)、人懐こい女の子(見上愛)、怪しいライター(浜野謙太)、心暖かい夫婦(吉澤健、風吹ジュン)、そして立ちはだかるように現れる若き日の父の幻(オダギリジョー)により、陽子の止まっていた心は大きく揺れ動いてゆく。冷たい初冬の東北の風が吹きすさぶ中、はたして陽子は出棺までに実家にたどり着くのか・・・。

 

 

 

 

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監督/熊切和嘉

 

出演/菊地凛子、竹原ピストル、黒沢あすか、見上愛、浜野謙太、仁村紗和、篠原篤、吉澤健、風吹ジュン、オダギリジョー 他

 

 

 

 

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