No.408 サンシティ名画劇場「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」
アメリカの夢と現実の狭間に潜むもうひとつの世界。切なくも美しい永遠のひと夏—。二人を待ち受けるのは、ハッピーエンドさえ凌ぐ誰も観たことのないマジカルエンド。
日 時 |
2018年11月16日(金)
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17日(土)
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本編時間 |
1時間52分 |
会 場 |
小ホール |
出 演 |
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料 金 |
1,000円 |
●公式サイトURL http://floridaproject.net
●公益財団法人越谷市施設管理公社
全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』(15)で世界中を驚愕させたショーン・ベイカーが、今度は35mmで撮影。鮮やかなブルーの空、モーテルのピンクやパープル、どこか現実離れしたパステルカラーに彩られた世界で、社会の片隅で生きる人々の日常を、登場人物たちに優しく寄り添いながら、眩しいほどの映像美《ベイカー・レインボー》でカラフルにそしてリアルに描き出す。
最強にキュートなムーニーを演じるのは、天才子役・ブルックリン・プリンス。ヘイリー役には監督がインスタグラムで発掘し、初演技とは思えない存在感を放つブリア・ヴィネイト。さらに二人を見守るモーテルの管理人のボビーを、ウィレム・デフォーが公演。
過酷な現実を打ち消すほどの、ムーニーとヘイリーの笑顔溢れる愛おしい日々。かけがえのない日常の裏にある真実は観るものの胸を締め付け、そして詩的で優しさに満ちたラストは、高揚と陶酔の後に、全ての人の心に深い余韻を刻む―。
6歳のムーニーと母親のヘンリーは定住する家を失い、"世界最大の夢の国"フロリダ・ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで、その日暮らしの生活を送っている。シングルマザーで職なしのヘイリーは厳しい現実に苦しむも、ムーニーから見た世界はいつもキラキラと輝いていて、モーテルで暮らす子供たちと冒険に満ちた楽しい毎日を過ごしている。しかし、ある出来事がきっかけとなり、いつまでも続くと思っていたムーニーの夢のような日々に現実が影を落としていく—。
監督・脚本・編集・製作/ショーン・ベイカー
出演/ブルックリン・キンバリー・プリンス、ウィレム・デフォー、ブリア・ヴィネイト、ヴァレリア・コット 他
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