No.407 サンシティ名画劇場「犬猿」

No.407 サンシティ名画劇場「犬猿」

羨望、嫉妬、愛憎...そんな見た目も性格も正反対な兄弟姉妹ならではの複雑な関係、渦巻く感情を描いた新感覚ヒューマン・ムービーが誕生!

日 時

2018年10月26日(金) ・ 27日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

1時間43分

会 場

小ホール

出 演

料 金

1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL http://kenen-movie.jp

公益財団法人越谷市施設管理公社


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監督は自らのオリジナル脚本を映画化した『純喫茶磯辺』『さんかく』『ばしゃ馬さんとビックマウス』などで注目を集め、前作『ヒメアノ〜ル』では古谷実の同名コミックをビターテイスト全開で描ききり、新境地を開いた鬼才・吉田恵輔。その彼が『麦子さんと』依頼4年振りとなるオリジナル脚本を映画化し、本作では兄弟姉妹ならではの奇妙な感情と不思議な関係性を独自の笑いとシリアスな視点を交差させながら、おかしくも壮絶な愛憎劇へと昇華させた。

 

 

この吉田監督の新たな野心作に、今回は豪華でユニークなキャストが集結!クソ真面目で優しいけれど、実は姑息な弟・和成を『ラストコップTHE MOVIE』『東京喰種 トーキョーグール』などの話題作への出演が続く窪田正孝が等身大で熱演。一方、凶暴でトラブルメーカーの兄・卓司には『銀魂』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『斉木楠雄のΨ難』など多彩な役柄を演じ切る実力派の新井浩文が扮して、窪田との激しい兄弟ケンカを繰り広げる。

 

 

さらに仕事はできるがブスな姉・由利亜にお笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子が体当たりの演技で魅了し、ルックスや愛嬌は良いけれど頭の悪いおバカな妹・真子を人気タレントの筧美和子が演じて、姉妹間で火花を散らす。他にも、次世代若手俳優としてブレイク目前の健太郎や、女優として今後の活躍に期待が集まる竹内愛紗が劇中演出の1つにカメオ的出演をしていてそこも見逃せない。

 

 

 

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金山和成(窪田正孝)は地方都市の印刷会社で働く営業マン。イケメンだが、真面目で堅実な彼は、父親が友人の連来保証人になって作ってしまった借金をコツコツと返済しながら、老後のために毎月わずかな貯金をする地味な生活を送っていた。そんなある日、彼のアパートに、強盗の罪で服役していた兄の卓司(新井浩文)が刑期を終えて転がり込んでくる。卓司は和成とは対照的に、金遣いが荒く、凶暴な性格でトラブルメーカー。娑婆に出てきて早々にキャバクラで暴れたり、弟の留守中に部屋にデリヘルを呼んだりとやりたい放題。和成はそんな卓司に頭を抱えるが、気性の激しい兄には文句ひとつも言えない。しかし、和成はそんな卓司のことを密かに天敵だと思っていた。

 

 

一方で、そんな和成に仄かに恋心を抱いている女性がいた。和成が頻繁に仕事を依頼する、小さな印刷所を営む幾野由利亜(江上敬子)である。親から引き継いだ会社を切り盛りする彼女は勤勉で頭の回転も速く、寝たきりの父親の介護もしながら仕事をテキパキとこなす“できる”女だが、太っていて見た目が良くない。その彼女にも実は天敵がいた。妹の真子(筧美和子)だ。由利亜の下で印刷所の手伝いをしている彼女は、姉と違って仕事の要領が悪く、頭も決してよくないが、顔やスタイルの良さから、時々グラビア撮影やイメージビデオに出演するなど芸能活動もしていて、取引先の男性にも人気がある。由利亜は仕事もできないくせにチャラチャラして、チヤホヤされているそんな妹にいらつき、真子もまた節制できずにぶくぶくと太っている姉のことを小バカにしていた。

 

 

しかしある時、金山兄弟、幾野姉妹に変化が訪れる。卓司が始めた胡散臭い輸入業の仕事が成功したことで和成の心に複雑な気持が芽生えだす。また、由利亜の仄かな恋心をよそに、和成と真子が付き合いだしたことから、嫉妬に燃えた由利亜がストーカー化。一方の真子は、エロまがいのグラビアを一向に卒業できない焦りから枕営業へと走り、ラブホテルで卓司と鉢合わせてしまったために事態は急変するのだが・・・。

 

 

 

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監督・脚本/吉田恵輔

 

出演/窪田正孝、新井浩文、江上敬子(ニッチェ)、筧美和子、健太郎、竹内愛紗 他

 

 

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