No.360 サンシティ名画劇場「ぼくたちの家族」
ある日告げられた母の余命、たった7日間。そして今、ぼくたちは奇跡を信じて動き出す─。
日 時 |
2014年11月14日(金)
・
15日(土)
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本編時間 |
1時間57分 |
会 場 |
小ホール |
出 演 |
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料 金 |
1,000円 |
●公式サイトURL http://bokutachi-kazoku.com
●公益財団法人越谷市施設管理公社
実話から生まれた、希望と感動の物語。
数々の映画賞を総なめにした『舟を編む』の石井裕也監督が、
《家族》に向き合い、全力で挑んだ最高傑作。
2014年代を代表する日本映画が誕生しました。
今や国内外から注目される存在となった石井裕也監督が、20代最後の作品に選んだテーマ、それは自身が描き続けてきた〈家族〉。だが、私たちはオープニングからほんの数分で気付く──今まで観てきたどの〈家族映画〉とも、全く違うということに。
注目の新進作家・早見和真が、自身の体験をもとに書き上げた原作を、「僕自身の話だ」と驚いたという石井裕也監督が「本気で家族と向き合い、描きたかった」と、家族がもつ〈業〉に全力で挑んで描いた最新作。〈理想〉を壊してむき出しの家族を描き、今までに見たこともないようなリアルな家族映画が誕生した。
これは、初めて出会う“家族”の物語 。
でも、誰もがいつか出会う“真実”の物語。
──実話から生まれた、私たち自身の物語。──
Story
二人の息子は社会人と大学生。父と母は郊外の一軒家に住んでいる。だがある日、母・玲子(原田美枝子)に「脳腫瘍」が発見される。すでに末期症状であり、余命1週間を宣告されてしまう。取り乱す父(長塚京三)、言葉をなくす長男の浩介(妻夫木聡)、冷静を装おうとする次男の俊平(池松壮亮)。昨日まで元気だった母に突然訪れた事件。それはやがて、“普通の家族”に潜んでいた秘密、本音を表面化させていく。
家族で培ってきたものは「波風をたてない」ことと、見えない借金・・・どうしようもない。けれど諦めることなんて出来ない。そして男たちは「悪あがき」を決意した─。
本当は私たちは知っている。
家族なんてとっくに壊れていて、かつて抱いた理想の家族像は
もうどこにも存在しないということを。
借金だらけなのに、強がりばかりで全く頼りにならない父。
親のすねかじりで、冷めたことばかり言う次男。
引きこもりの過去をもつ、クソ真面目な長男。
そんなダメ男たちが、家族の最大の危機を乗り越えるために
初めて団結せざるを得なくなる。
そこには恰好いいヒーローも存在しないし、
〈家族の絆〉という美しい言葉で説明なんてできない。
欠点だらけで不器用な彼らこそが私たちの等身大の姿。
だからこそ、母が欠けてはいけないと
必死に走り回る姿が私たちの胸を熱くさせ、
今、この家族を心から愛することができるのだ。
◆監督/石井裕也
◆原作/早見和真「ぼくたちの家族」(幻冬舎文庫)
◆出演/妻夫木聡、原田美枝子、池松壮亮、長塚京三、黒川芽以、ユースケ・サンタマリア ほか
※当日割引券(チラシ)またはこのページをプリントアウトし、ご持参の方は200円引き。
(モバイル画面の提示でも割引いたします)
※割引券1枚につき、5名様まで割引いたします。(2014.11月の名画劇場のみ有効)
※満席の場合はご入場をお断りする場合があります。
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