No.359 サンシティ名画劇場「大統領の執事の涙」

No.359  サンシティ名画劇場「大統領の執事の涙」

彼は、見ていた。7人の大統領に仕えた黒人執事、世界の中心〈ホワイトハウス〉の知られざる物語。

日 時

2014年10月24日(金) ・ 25日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

2時間12分

会 場

小ホール

出 演

料 金

1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL http://butler-tears.asmik-ace.co.jp

公益財団法人越谷市施設管理公社


 
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『プレジャス』でアカデミー賞に輝いたリー・ダニエルズ監督が、
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事と揺れ動くアメリカ、
その時代に翻弄される家族の物語を実話をベースに描いた、
感動のヒューマン・スペクタル作品『大統領の執事の涙』。
 
『プレシャス』でアカデミー賞®に輝いたリー・ダニエルズ監督が、ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事と揺れ動くアメリカ、その時代に翻弄される家族の物語を、実話をベースに描いた、感動のヒューマン・スペクタクル作品。
2008年、バラク・オバマの歴史的快挙に全米が沸いた時と同じくして、「ワシントン・ポスト」紙にある記事が掲載された。
それは「オバマ当選を支えた、ある黒人執事」というタイトルで、1950年代から1980年代にかけて8期の大統領のもとに仕えていたユージン・アレンという人物についてだった。アレンとその妻ヘレンが語る人生には、アメリカの極めて重要な出来事、その瞬間を直接経験した一人の男と、それらを動かしてきた中心にいる男たちを浮き彫りにしていた。
この記事を読んで、ハリウッドを代表するプロデューサー、ローラ・ジスキン(『プリティ・ウーマン』、『恋愛小説家』など)は、広く出資を募った結果、あらゆるジャンルから出資希望者が殺到。結果的に、ハリウッド史上、最も多い41人もの名前がプロデューサーとしてクレジットされることになった。残念ながら、ジスキンは映画の完成を待たずに亡くなってしまったが、その遺志を監督のダニエルズが継ぎ完成したのが本作である。
本作最大の特徴は、実際に起きた、誰もが知る事件とその瞬間が目の前に登場すること。アイゼンハワーからレーガン、そしてつい昨日のオバマまで実在の大統領が登場し、当時世間を騒がせた出来事が起こるきっかけや理由が、丁寧に描かれている。本来ならばホワイトハウスで起きた事は、決して表には出ない。だが、観客は執事セシルの目を通して、間近で体験することが出来るのだ。
しかし、この作品は「歴史の裏側を描いた映画」だけにはなっていない。時代が動く様を目の前で見てきたセシルが、自分の人生では家族と共に歴史の波に飲み込まれ、苦悩する。「歴史映画ではなく、家族の物語である」とダニエルズが語る通り、時に反発し、時に助け合う家族・親子の姿を、より力強く、よりドラマティックに描き出す。
また、目まぐるしく変わるアメリカと比例して、奴隷の子として生まれ、自らの力でホワイトハウスの執事にまで上り詰めたセシルの、サクセス・ストーリーとしての側面も見どころの一つだ。
執事セシル・ゲインズを演じるのは、アカデミー賞®主演男優賞を受賞した名優、フォレスト・ウィテカー。波乱万丈な人生を歩んだ一人の黒人男性を、感情豊かに演じきる。セシルを支える妻グロリア役には、アメリカを代表する名司会者のオプラ・ウィンフリー。自身としても久々の映画出演となった。その他、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、キューバ・グッディング・Jr、アラン・リックマン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ロビン・ウィリアムズなどアカデミー賞®受賞やノミネート常連の俳優陣に加え、ダニエルズ作品には欠かせないマライア・キャリー、レニー・クラヴィッツといったミュージシャンまで、錚々たるオールスター・キャストが集結。50年に渡るアメリカの歴史を見事に演じきっている。
このセンセーショナルともいえるプロジェクトや奇跡の豪華共演と共に、映画としての完成度が公開前から話題を呼び、見事に全米初登場第1位を記録。その後も続々と絶賛レビューや感想があふれ、2013年公開作品としては、初の3週連続もの第1位(8/30-9/2は4日間の数字)を獲得し、1億ドルを超える大ヒットとなった。ダニエルズ自身、初となる全米1位作品となり、『プレシャス』以来のアカデミー賞®受賞にも期待がかかる。
また、オバマ大統領も本作を見て「目に涙あふれた」とラジオで語り、現在勤務しているホワイトハウス関係者もこぞって絶賛。まさに全米中で話題沸騰の1本となった。
時代の流れと変化を経て、世界の中心であるホワイトハウスで彼が見たものとは一体、何なのか?
 
 
アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、
フォード、カーター、レーガン
誰もが知っている歴代大統領に仕えた、誰も知らない黒人執事の生涯・・・。
“知られざる”真実の物語が今、幕を開ける。
 
STORY
 
黒人差別が日常で行われていた時代のアメリカ南部。
幼いセシル・ゲインズは、両親と綿花畑で小作農として働いていた。
しかし、ある事件で親を失い、ハウス・ニガー(家働きの下男)として雇われる事に。
「ひとりで生きていく」
努力の末、見習いから高級ホテルのボーイになった青年は、
その仕事ぶりが認められ、遂にはホワイトハウスの執事となる。
キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争……
アメリカが大きく揺れ動いていた時代。
気づけば、歴史が動く瞬間を最前線で見続けることとなったセシル。
ホワイトハウスの執事として求められるもの、それはその空間の“空気になる”事。
国を揺るがす重要な会議に立ち会えば、存在を消して仕事をこなし、
黒人として大統領から質問をされれば、「求められる回答」で答え、
いつでも忠実に働き続ける。
心の中には黒人としての、そして身につけた執事としての“誇り”を持ちながら。
その姿が歴代大統領や共に働く仲間の信頼を勝ち取り、
さらには世間の【黒人への意識】を変えるきっかけともなっていく。
「世の中をよくするために、父さんは白人に仕えている」
彼の仕事に理解を示しながら、寂しさを募らせる妻。
父の仕事を恥じ、国と戦うため、反政府運動に身を投じる長男。
その兄とは反対に、国のために戦う事を選び、ベトナムへ志願する次男。
大統領の執事でありながらも、夫であり父であったセシルは、
家族と共にその歴史に翻弄されていく。
激動の時代の中、彼が世界の中心・ホワイトハウスで見たものとは?
そして人生の最後に流した、涙の理由とは―。
 
 
◆監督/リー・ダニエルズ
 
◆脚本/ダニー・ストロング
 
◆出演/フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、マライア・キャリー、
    ジョン・キューザリック、ジェーン・フォンダ、キューバ・グッディン・Jr、
    ロビン・ウィリアムズ、 ほ
 
 
※当日割引券(チラシ)またはこのページをプリントアウトし、ご持参の方は200円引き。
 (モバイル画面の提示でも割引いたします)
※割引券1枚につき、5名様まで割引いたします。(2014.10月の名画劇場のみ有効)
※満席の場合はご入場をお断りする場合があります。