No.474 サンシティ名画劇場「月」

No.474 サンシティ名画劇場「月」

実際の障がい者施設の殺傷事件を題材に描き、1秒毎に深刻な衝撃を与える・・・。社会が隠蔽する闇の日常のそばにある、テレビやニュースでは観られぬ“問題提起”にあなたはどう向き合うか?もはや社会派だとか、ヒューマンドラマだとか、有り体の言葉では片付けられない。なぜなら、この作品が描いている本質は、社会と個人が“見て見ぬふり”をしてきた現実をつまびらかにし、その結末を体感した時、真の希望が見えてくるーー。

日 時

2024年5月17日(金) ・ 18日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

2時間24分

会 場

小ホール

出 演

料 金

全席自由(税込)
一般1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL https://www.tsuki-cinema.com/

公益財団法人越谷市施設管理公社


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実際の障がい者殺傷事件を題材に、2017年に発表された辺見庸の小説「月」。

 

本作は、『新聞記者』、『空白』を手掛けてきたスターサンズの故・河村光庸プロデューサーが最も挑戦したかった原作だ。

 

それを映画化するということは、この社会において、禁忌(タブー)とされる領域の奥深くへと大胆に踏み込むことだった・・・。

 

オファーを受けた石井監督は、「撮らなければならない映画だと覚悟を決めた」という。その信念のもと、原作を独自に再構成し、渾身の力と生々しい血肉の通った破格の表現としてスクリーンに叩きつける。

 

そして、宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみといった第一級の俳優陣たちもまた、ただならぬ覚悟で参加した。本作は日本を代表する精鋭映画人たちによる、最も尖鋭的な総力をあげた戦いだといっても過言ではない。

 

もはやこの作品が映画いている本質は、社会が、そして個人が問題に対して“見て見ぬふり”をしてきた現実をつまびらかにしているからだ。本作が世に放たれる―それはすなわち、「映画」という刃が自分たちに向くということだ。覚悟しなければならない。そう、もう逃げられないことはわかっているから―。

 

 

 

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深い森の奥にある重度障がい者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は、“書けなくなった”元・有名作家だ。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、二人で慎ましく暮らしを営んでいる。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく――。

 

 

 

 

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監督・脚本/石井裕也

 

出演/宮沢りえ、磯村勇斗、長井恵里、大塚ヒロタ、笠原秀幸、板谷由夏、鶴見辰吾、原日出子、高畑淳子、二階堂ふみ、オダギリジョー 他

 

 

 

 

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