No.469 サンシティ名画劇場「渇水」
普遍的な生の哀しみを鮮烈に描いた芥川賞候補作が、30年の時を経て待望の映画化!料金滞納家庭の水道を停めて回る水道局員と、たった二人で家に取り残された幼い姉妹。給水制限の夏、一件の〈停水執行〉が波乱に満ちた人間模様を紡ぎだし、現代社会に真の絆を問う珠玉のヒューマンドラマ。渇いた世界に、希望の雨は降るのか―。
日 時 |
2023年12月15日(金)
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16日(土)
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本編時間 |
1時間40分 |
会 場 |
小ホール |
出 演 |
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料 金 |
全席自由(税込) |
●公式サイトURL https://movies.kadokawa.co.jp/kassui/
●公益財団法人越谷市施設管理公社
1990年、第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補作となり注目を浴びた川林満による幻の名篇「渇水」が、敢行から30年の時を経て初の映画化。料金滞納家庭の水道を停めて回る水道局員と、たった二人で家に残された幼い姉妹。一件の停水執行をきっかけに巻き起こる心の物語を描く。企画プロデュースを手掛けたのは数々の重厚なドラマを生み出し映画界にその名を轟かす白石和彌。主人公の岩切を多彩な演技で人を魅了する生田斗真が熱演し、門脇、磯村勇斗、尾野真千子をはじめ実力派俳優陣が顔を揃えた。音楽をカリスマ的な人気を誇る向井秀徳が手掛け、監督:髙橋正弥×脚本:及川章太郎のタッグが、生の哀しみを描いた原作小説を、絆が紡ぐ一筋の希望を描いた感動作へと昇華させた。
日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は、同僚の木田(磯村勇斗)とともに来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。妻(尾野真千子)や子供との関係もうまくいかず渇いた日々。県内全域で給水制限が発令される中で、岩切は二人きりで家に残された恵子(山﨑七海)と久美子(柚穂)の幼い姉妹と出会う。父は蒸発、一人で姉妹を育てる母(門脇麦)も帰ってこない。困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが―。
監督/髙橋正弥
出演/生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山﨑七海、柚穂、宮藤官九郎、篠原篤、柴田理恵、森下能幸、田中要次、大鶴義丹、尾野真千子 他
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