No.370 サンシティ名画劇場「繕い裁つ人」

No.370 サンシティ名画劇場「繕い裁つ人」

南 洋裁店。頑固な二代目店主が、“人生を変える一着”を仕立てます。

日 時

2015年9月25日(金) ・ 26日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

1時間44分

会 場

小ホール

出 演

料 金

1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL http://tsukuroi.gaga.ne.jp/#

公益財団法人越谷市施設管理公社


あなただけの〈特別な〉一着、仕立てます。 
 

tukuroi2.jpg

『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』の三島有紀子監督が、
大人の女性から圧倒的な支持を受けるコミックを実写映画化!
 
心にやさしい明かりを灯す感動作『しあわせのパン』と、第38回モントリオール世界映画祭特別招待作品となった『ぶどうのなみだ』で、日本はもちろん世界でも高く評価されている三島有紀子監督。前作、前々作で食と人をテーマにしてきた三島監督が、今度は着ることと生きることの切っても切れない関係を、温かさの中にも厳しさと切なさを込めた眼差しで描く、最新作が完成した。「いつか仕立て屋の映画を作りたい」と願ってきた三島監督が、池辺葵の大人気コミック「繕い裁つ人」(講談社「ハツキス」連載)と運命的に出逢った。「主人公の南市江がミシンを踏む横顔が頭から離れなくなり、市江の生き様に強烈に寄り添いたくなった」と語る三島監督の強い想いのもと、「衣」というテーマと仕事に生きる女性のスピリットが融合した、唯一無二の世界観の実写映画化が実現した。
 
  日本のエンターテインメントで唯一無二の地位を確立した中谷美紀を主演に、
         多彩な実力派俳優と才能あふれるスタッフが、
          心をこめて本当のしあわせを描く感動作。
 
主演は、『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の栄えある賞に輝き、『ゼロの焦点』『阪急電車 片道15分の奇跡』でも高い演技力を絶賛された中谷美紀。「“夢を見るための洋服”を大切に真摯に繕う市江の姿に惹かれました」と語る中谷は、市江の凛としたプロフェッショナルの顔と、ぶっきらぼうで口は悪いがまっすぐな心を丁寧に演じきった。 
市江の仕事に心を奪われる藤井には、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した三浦貴大。また、圧倒的な存在感を放つ個性派女優の片桐はいり、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた黒木華、TVドラマ「夜行観覧車」で注目された期待の新鋭・杉咲花、さらに中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子らのベテランまで充実した顔ぶれがそろった。
脚本は『永遠の0』の林民夫。衣装は『春の雪』『空気人形』などの映画から舞台「ベッジ・パードン」、そしてTV「あまちゃん」まで鮮烈な印象を残す伊藤佐智子。物語の舞台となる神戸の街を中心に兵庫県でオールロケを敢行、異国情緒漂うエレガントな街並みが、スクリーンを彩る美しい洋服を引き立てる。
市江のように、好きなものとだけ、シンプルに生きる。覚悟もいるけれど、それ以上の喜びが、あるだろうか? どうぞ、あなたも「南洋裁店」にお立ち寄りを。もっと人生が愛おしくなるはず。
 
 
この店にあるのは、一生ものの、しあわせ──
こだわりの仕立て屋の二代目と、
彼女の繕う服を愛する人たちが紡ぎ出す“服と人”との深く切ない物語。
 
STORY
 
神戸の街を見渡す坂を上ると、その店はあった。「南洋裁店」という小さな看板が掛けられた、古びた洋風の一軒家。店主の南市江が作る服は、いつも即日完売。すべて昔ながらの職人スタイルを貫く手作りの一点ものだ。
神戸のデパートに勤める藤井は、市江にブランド化の話を持ち掛けるが、まるで“頑固じじい”のような彼女は、全く興味を示さない。一代目である祖母が作った服の仕立て直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少しだけ、市江はそれで満足だった。南洋裁店の服は、世界で一着だけの一生もの──それが市江の繕い裁つ服が愛される、潔くも清い秘密だった。
だが、自分がデザインしたドレスを作りたいはずだという藤井の言葉に、市江の心に封印してきた何かが揺れ動く──。
 
 
◆監督/三島有紀子
 
◆原作/池辺葵『繕い裁つ人』(講談社)
 
◆出演/中谷美紀、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子 ほ
 
※当日割引券(チラシ)またはこのページをプリントアウトし、ご持参の方は200円引き。
 (モバイル画面の提示でも割引いたします)
※割引券1枚につき、5名様まで割引いたします。(2015.9月の名画劇場のみ有効)
※満席の場合はご入場をお断りする場合があります。