NHK交響楽団

NHK交響楽団

日本屈指のオーケストラ“NHK交響楽団”がお贈りするベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲「皇帝」・交響曲「運命」!

日 時

2015年3月15日(日)
 15:00

会 場

大ホール

出 演

指揮:広上淳一 ピアノ:ジャン=エフラム・バヴゼ 管弦楽:NHK交響楽団

料 金

S席6,500円 A席5,500円 B席4,500円
※シニア(60歳以上)料金は各一割引
※学生料金は各半額
※未就学児童のご入場はできません。

公益財団法人越谷市施設管理公社


 

ベートーヴェン作曲
 
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」
 
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
 
 
【 広 上 淳 一( 指 揮 )】
 

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 東京生まれ。東京音大指揮科に学ぶ。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。

 以来、フランス国立管、ベルリン放響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィルハーモニー管、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。91~95年にはノールショピング交響楽団、98~2000年にリンブルク交響楽団の各首席指揮者を、97~2001年 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者を歴任、このうちノールショピング響とは94年に来日公演を実現している。また、91~2000年には日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者をつとめ、96年の欧州演奏旅行を指揮したほか、R.シュトラウスの《英雄の生涯》やハイドンの交響曲など、多くの瑞々しく壮大な快演を残した。
近年では、ヴァンクーヴァー響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、スイス・イタリア管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー響、ボルティモア響、シンシナティ響、カルガリー・フィルハーモニック、スタヴァンゲル響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ポーランド放響、スロヴェニア・フィルハーモニー管、スペイン・ビルバオ響、サン・パウロ響等へ客演。06~08年には米国コロンバス交響楽団音楽監督を務めヨーヨー・マ、ミドリをはじめ素晴らしいソリストたちとともに数々の名演を残した。
 国内では全国各地のオーケストラはもとより、07年夏にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本に招聘され、ハイドンとラフマニノフを、08年5月には水戸室内管弦楽団の指揮台に立ち、モーツァルト、べートーヴェンほかのプログラムでともに絶賛を博した。
 オペラ指揮の分野でも89、90年のシドニー歌劇場におけるヴェルディの《仮面舞踏会》や《リゴレット》が高く評価されたのをはじめ、近年では藤原歌劇団《椿姫》、日生劇場《フィガロの結婚》、新国立劇場《椿姫》、《アイーダ》等が記憶に新しい。
 2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者を経て2014年4月より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。東京音楽大学指揮科教授。

 

 

 

【 ジャン・エフラム・バヴゼ( ピアノ )】

 

 

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 ジャン=エフラム・バヴゼはパリ音楽院でピエール・サンカンの下で学び、1995年にサー・ゲオルグ・ショルティに紹介されたのをきっかけにパリ管弦楽団にデビューを果たした。ショルティが最後に発掘した逸材との呼び声も高い。彼の音楽に対する情熱と芸術的探究心は、彼の幅広いレパートリーから伺うことができる。ハイドン、ベートーヴェン、バルトーク、プロコフィエフをはじめ、ピエール・ブーレーズ、ブルーノ・マントヴァーニ、ヨルグ・ヴィトマン、モーリス・オハナら現代作曲家の作品にも意欲的に取り組んでいる。

 近年のハイライトとしては、ワレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団、ウラディーミル・アシュケナージ指揮クリーヴランド管弦楽団、エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団、ネーメ・ヤルヴィ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ダニエレ・ガッティ指揮フランス国立管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団、ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮BBC交響楽団、ジャナンドレア・ノセダ指揮BBCフィルハーモニック、パブロ・エラス=カサド指揮バーミンガム市交響楽団、ボストン交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、サンフランシスコ交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、モントリオール交響楽団、フランス国立管弦楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団等との共演などがあげられる。

 リサイタル、室内楽も意欲的に行っており、ロンドンのサウスバンク国際ピアノ・シリーズおよびウィグモア・ホール、パリのシテ・ド・ラ・ムジークおよびシャンゼリゼ劇場、アムステルダム・コンセルトヘボウおよびムジークヘボウ、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、フランスのラ・ロック・ダンテロンやピアノ・オ・ジャコバン音楽祭にも登場している。また、北京の紫禁城コンサート・ホールでも定期的に演奏しており、2010年にはコンサート・チクルスでラヴェルのピアノ・ソロ作品全集を取り上げ話題となった。さらに、2008年に行ったベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲チクルスでは、毎年恒例のクラシカル・エリート北京の『インスツルメンタル・リサイタル・オブ・ザ・イヤー』賞を受賞している。またノルウェーのロフォーテン・ピアノ・フェスティバルの芸術監督も務めている。

 英国シャンドス・レーベルの専属レコーディング・アーティストであるバヴゼは、ドビュッシーのソロ・ピアノ作品全集録音のプロジェクトを行い、ル・モンド・ドゥ・ラ・ムジーク誌のショック賞、ディアパゾン・ドール賞、BBCミュージック・マガジン最高賞、グラモフォン賞などいくつもの賞を受賞している。また、進行中のベートーヴェン、ハイドンのピアノ・ソナタ全集、マンチェスター・カメラータとのハイドンの協奏曲集、BBCフィルハーモニー管弦楽団とのバルトークのピアノ協奏曲、BBC交響楽団とのラヴェル、ドビュッシーとマスネのピアノとオーケストラのための作品集はいずれも絶賛されている。

 

 

 

【 NHK交響楽団( 管弦楽 )】

 

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 NHK交響楽団の歴史は、1926105日にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。この間、ドイツからジョセフ・ローゼンストックを専任指揮者として迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築いた。演奏活動の根幹となる定期公演は1927220日の第1回予約演奏会に始まり、第2次大戦中も中断することなく続けられた。以来、今日に至るまで、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残している。

 近年NHK交響楽団は、年間54回の定期公演をはじめ、全国各地で約120回のコンサートを開き、その演奏は、NHKのテレビ、FM放送で日本全国に放送されるとともに、国際放送を通じて欧米やアジアにも紹介されている。また、20138月にはザルツブルク音楽祭に初出演するなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも高い評価を得ている。

 現在N響が擁する指揮者陣は、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、名誉客演指揮者アンドレ・プレヴィン、正指揮者 外山雄三、尾高忠明。20159月から、パーヴォ・ヤルヴィを首席指揮者として迎える。