藤木大地&鈴木大介デュオ・リサイタル

藤木大地&鈴木大介デュオ・リサイタル

ウィーン国立歌劇場に鮮烈デビューをしたカウンターテナーの藤木大地と、作曲家 武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されたギタリストの鈴木大介による待望の初リサイタル

日 時

2019年1月12日(土)
 14:00

会 場

小ホール

出 演

藤木大地(カウンターテナー)・鈴木大介(ギター)・岡部真一郎(構成・お話)

料 金

全席指定 一般3,300円・学生1,650円
※未就学児童のご入場はできません。
※休憩時にコーヒー・紅茶等をサービスいたします。(1ドリンク)

公式サイトURL https://www.daichifujiki.com

チケット発売日:10/21(日)10:00〜 ※発売初日は電話予約のみ

公益財団法人越谷市施設管理公社


 




素敵な音楽とともに過ごすひととき・・・

第172回サンシティクラシック・ティータイムコンサート

 

【プログラム】

 

バッハ/グノー:アヴェ・マリア

スカルラッティ:ソナタ集より *guitar solo

バッハ:無伴奏パルティータ 第3番 BWV1006より プレリュード、ロンド風ガヴォット *guitar solo 

武満徹:森のなかで –ギターのための3つの小品- より *guitar solo

 ウェインスコット・ポンド - コーネリア・フォスの絵画から - ローズデール

武満徹:雪

武満徹:死んだ男の残したものは

武満徹:波の盆、燃える秋 *guitar solo

シューベルト:アヴェ・マリア

ほか

 

※曲目および曲順は変更となる場合がございます。

 

 

 

【プロフィール】

 

《藤木大地/Daichi Fujiki》

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2012年、日本音楽コンクール声楽部門第1位。13年5月にボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役に抜擢されてデビュー。続けて同劇場でバッティステッリ『イタリア式離婚狂想曲』カルメロ役で出演、国際的に高い評価を得る。
2017年4月、日本人カウンターテナーとして史上初めてウィーン国立歌劇場にデビュー。
2010年に世界初演されたライマン『メデア』のヘロルド役(M.ボーダー指揮)での殿堂デビューは、「大きな発見はカウンターテナーの藤木大地だった。あの猛烈なコロラトゥーラを彼のような最上の形で表現できる歌手は多くはない」(Der Neue Merker)など、現地メディアからセンセーショナルに絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆からも熱狂的に迎えられただけでなく、この快挙は日本国内でも大きな話題となった。同時にデビューCD「死んだ男の残したものは」(キングインターナショナル)がリリース。 谷川俊太郎氏から「懐かしいリリシズムの新しい目覚め」と評された。
国内では、東京都交響楽団(大野和士氏指揮)、大阪フィル(大植英次氏指揮)、日本センチュリー響(沼尻竜典氏指揮)、名古屋フィル、九州交響楽団(小泉和裕氏指揮)との「カルミナ・ブラーナ」テノールソロでの共演や各地でのリサイタル、また、2018年1月に行われたNHKニューイヤーオペラコンサートに5年連続出演するなど、活躍はますますの充実をみせている。
2018年10月19日に公開される村上春樹氏原作の映画「ハナレイ・ベイ」の主題歌、そして10月24日にニュー・アルバム「愛のよろこびは」(ワーナーミュージック・ジャパン)のリリースが決定するなど、バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開する、現在、日本で最も注目される国際的なアーティストのひとりである。
ウィーン国立音楽大学大学院(文化経営学)修了。宮崎市生まれ。
Official Website  https://www.daichifujiki.com/

 
 

 

 

 

 

 

《鈴木大介/Suzuki Daisuke》
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作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。
マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。
現代音楽の初演も多く、武満徹作曲「森のなかで」「スペクトラル・カンティクル」の世界初録音を始め、これまで、池辺晋一郎、猿谷紀郎、西村朗、伊左治直、林光ら、多くの作曲家による新作を初演している。アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。
美術館でのコンサートも数多く行っており、特に都立現代美術館での「田中一光展」(2003年)、国立新美術館での「オルセー美術館展」(2010年)、ブリヂストン美術館での「ドビュッシー、音楽と美術展」(2012年)では、展示作品のテーマに即したプログラムをプロデュースし、大きな話題となった。
斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2007年、2008年にリリースした「キネマ楽園」「キネマ楽園Ⅱ/夜の太陽」は、ギター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなった。以降今日までに同シリーズを全7作品リリースしている。また2012年には、ピアソラ没後20年となる年に、世界でも例を見ない、多重録音による「タンゴ組曲」を収録した「アディオス・ノニーノ~アストル・ピアソラ作品集」をリリースした。最新CDは、ベルウッドレコードより「森に夢見る~大聖堂~バリオス練習曲集」を2017年7月12日にリリース。
第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《岡部 真一郎》
音楽学者・評論家。明治学院大学教授。
専攻は音楽学、特に20世紀音楽および同時代音楽。大学で教鞭を執るとともに、新聞や音楽専門誌で評論活動を展開。またテレビ・ラジオの解説やキャスターも務める。