小川里美ソプラノ・リサイタル

小川里美ソプラノ・リサイタル

話題の音楽祭やオペラ公演に出演するなど、国内外の音楽家から信頼を集めている小川里美の表現力豊かな美声を、珠玉のオペラアリアや歌曲の数々でご堪能ください。

日 時

2017年5月13日(土)
 14:00

会 場

小ホール

出 演

小川里美(ソプラノ)・佐藤正浩(ピアノ)・岡部真一郎(構成・お話)

料 金

全席指定 一般3,300円・学生1,650円
※未就学児童のご入場はできません。
※休憩時にコーヒー・紅茶等をサービスいたします。(1ドリンク)

公益財団法人越谷市施設管理公社


 




素敵な音楽とともに過ごすひととき・・・

第164回サンシティクラシック・ティータイムコンサート

 

【プログラム】

 


木下牧子:誰かがちいさなベルをおす
 
木下牧子:さびしいカシの木

木下牧子:夢見たものは
 
プーランク:愛の小径

プーランク:あなたはこんなふう

プーランク:すすり泣き

ビゼー:歌劇「カルメン」より“何を恐れることがありましょうか?”
 
------休憩------
 
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」より“清き女神よ”
 
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より“勝ちて帰れ”
 
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“ああ、そはかの人か〜花から花へ”
 

ほか

 
 

※曲目および曲順は変更となる場合がございます。

 

 

【プロフィール】

 

《小川 里美/Satomi Ogawa》

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東京音楽大学音楽学部音楽学科声楽演奏家コース卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。在学中に留学生特別奨学金を得てオーストリア・ザルツブルグに留学、モーツァルテウム国際サマーアカデミーにおいてM・リポヴシェク、A・ブルクシュタラーの両氏に師事しディプロマ修了。新国立劇場オペラ研修所6期生修了。2005年にメゾ・ソプラノからソプラノに声種を変更、レパートリーを広げ舞台人としての可能性を伸ばした。2006年に文化庁新進芸術家海外留学制度奨学金を得てイタリア・ミラノに留学。現在はアジア・ヨーロッパで演奏活動を行ない、日本国内のみならず欧米での活躍も期待されるソプラノ歌手であり、高い音楽性と抒情的な声は国内外のマエストロから信頼されている。2009年トゥーランドット国際コンクール優勝者。
これまでにソリストとしてNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団などと共演、指揮者では井上道義、広上淳一、大友直人、山田和樹、飯守泰次郎、佐渡裕、ケリー・リン・ウィルソン、アントニオ・ピロッリの各氏らと共演した。
2009年、シャネル・ピグマリオン・デイズ参加アーティストとして1年間定期的にリサイタルを行い注目を集めた。2010年3月には、在トルコ日本国大使館の招聘によりトルコ国内4ヶ所で演奏を行い地元メディアに多数取り上げられ、同年9月には再度招聘を受け演奏会を行なった。その他2011年1・2月には東京・京都で行なわれたマスカーニ「イリス」にタイトルロールで出演し、可憐な舞台姿と情熱的な歌唱で絶賛を受けた(東京:読売日本交響楽団、京都:京都市交響楽団)。2011年7・8月にはイタリア・トッレデルラーゴにおける第57回プッチーニ音楽祭に「トゥーランドット」のリュー役で出演、シモネッタ・プッチーニから賛辞を受けた。2012年4月にはジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場にM・デヴィーア氏のダブルキャストとしてリュー役で出演した。同年、日本ではマーラー交響曲第2番(日本フィルハーモニー交響楽団)ならびに第8番、ベートーヴェン交響曲第9番(大阪フィルハーモニー交響楽団)、「カルメン」ミカエラ役(オーケストラアンサンブル金沢・仙台フィルハーモニー)などに出演した。2013年三枝成彰氏の新作オペラ「KAMIKAZE」に土田知子役で出演、難役を高い完成度で歌い切り同氏の絶賛を受けた。また日生劇場50周年記念公演「フィデリオ」にレオノーレ役で出演、在カンボジア日本国大使館の招聘によりプノンペン・シェムリアップの二都市でエレクトーン伴奏によるコンサートを開催した。2014年は「こうもり」ロザリンデ役(東京芸術劇場)、「ラインの黄金」ヴォークリンデ役(東京・春・音楽祭)、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオリディリージ役(兵庫県立芸術文化センター)、藤原歌劇団80周年記念公演「ラ・ボエーム」ムゼッタ役などに出演。2015年はNHKニューイヤーオペラコンサート、「メリー・ウィドウ」ハンナ役(東京芸術劇場)、「ワルキューレ」ゲルヒルデ役(東京・春・音楽祭)、「マクベス」マクベス夫人役(ひたち野外オペラ)、「仮面舞踏会」アメーリア役(藤原歌劇団)、東急ジルベスターコンサート等に出演しいずれも好評を博した。
2016年-2017年はベートーヴェン「第九」(東京フィルハーモニー交響楽団)、「蝶々夫人」タイトルロール(東京芸術劇場シアターオペラ)、「ラインの黄金」ヴォークリンデ役(びわ湖ホール)、「神々の黄昏」ヴォークリンデ役(東京・春・音楽祭)、三枝成彰氏作曲による新作オペラ等に出演。
藤原歌劇団団員。シャネル・ピグマリオン・デイズ参加アーティスト。

 

 

 

《佐藤 正浩/Masahiro Sato》
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東京藝術大学声楽科卒業。ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士課程修了。1992年、サンフランシスコ・オペラのオーディションに合格、専属ピアニストとして研鑽を積む。1995年、ケント・ナガノ氏の招きでリヨン国立歌劇場の首席コレペティトールに就任し、2つの世界初演を含む20を超える作品の公演に参加し、多くの指揮者、歌手から絶大な信頼を得る。以降、ナガノ氏、ゲルギエフ氏、チョン・ミョンフン氏他のアシスタントとして、パリ・シャトレ座、ラヴェンナ音楽祭、ウィーン芸術週間などで活躍。同時に指揮者として活動を開始し1999年、イギリス・ダーティントン音楽祭で「イドメネオ」を指揮しデビュー。翌2000年には再び同音楽祭に招かれ「ナクソス島のアリアドネ」を指揮したほか、新国立劇場で「オルフェオとエウリディーチェ」を指揮し日本デビューを果たし、一躍脚光を浴びる。その後も日生劇場「カルメン」、新国立劇場「トスカ」、藤原歌劇団「愛の妙薬」、東京オペラプロデュース「放蕩者のなりゆき」、いずみホール「ランスへの旅」等を指揮し注目を集める。2008年から和光市にてヴェルディ・プロジェクトを開始し、第一作目の「ナブッコ」で三菱U F J信託音楽賞を受賞、東京室内歌劇場「人間の声」「マノンの肖像」、ひろしまオペラルネッサンス「カルメル会修道女の対話」「カルメン」、東京芸術劇場「ドン・カルロス」(仏語版日本初演)「サムソンとデリラ」など、フランスオペラの指揮に対する評価は高い。2012年、白虎隊をテーマにしたオペラ「白虎」(宮本益光台本/加藤昌則作曲)を会津若松で初演し佐川吉男音楽賞を受賞した。これは2018年に再演される予定である。一昨年は藤原歌劇団「仮面舞踏会」を、昨年は同団「椿姫」を指揮し高い評価を得、そして今年は「セビリアの理髪師」が予定されている。2018年には「真珠採り」を東京芸術劇場で上演する。
これまでに読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪センチュリー交響楽団等を指揮。また、自身の主催するオーケストラ、Orchestre ”Les Champs-Lyrics”を設立し活動している。
愛知県立芸術大学非常勤講師、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団正指揮者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《岡部 真一郎》
音楽学者・評論家。明治学院大学教授。
専攻は音楽学、特に20世紀音楽および同時代音楽。大学で教鞭を執るとともに、新聞や音楽専門誌で評論活動を展開。またテレビ・ラジオの解説やキャスターも務める。