成田達輝&萩原麻未デュオ・リサイタル

成田達輝&萩原麻未デュオ・リサイタル

ロン=ティボー国際コンクール第2位等、卓越したソリストとして一躍脚光を浴びる成田達輝と、ジュネーブ国際コンクールで日本人初の優勝を飾った萩原麻未とのフレッシュで注目度の高いデュオ!

日 時

2015年9月12日(土)
 14:00

会 場

小ホール

出 演

成田達輝(ヴァイオリン)・萩原麻未(ピアノ)・岡部真一郎(構成・お話)

料 金

全席指定 一般3,300円・学生1,650円
※未就学児童のご入場はできません。
※休憩時にコーヒー・紅茶等をサービスいたします。

公式サイトURL http://mami-hagiwara.net/

公益財団法人越谷市施設管理公社


 

素敵な音楽とともに過ごすひととき・・・

第156回サンシティクラシック・ティータイムコンサート

 

【プログラム】

 

ルクレール:12のヴァイオリン・ソナタより ニ長調 op.9-3
Leclair : Sonate pour violon et piano  en Ré majeur op.9-3
 
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
Franck : Sonate pour violon et piano  en La majeur
 
------休憩------
 
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 op.119
Poulenc : Sonate pour violon et piano  en ré mineur
 
サティ:右と左に見えるもの(眼鏡なしで) Satie : Choses Vues a Droite et a Gauche (sans Lunettes)
1.偽善者のコラール
     Choral Hypocrite
2.フーガ(手探りで)
     Fugue a Tatons
3.筋肉的なファンタジー
     Fantaisie Musculaire
 
ミヨー:屋根の上の牡牛 op.58
Milhaud : Le beuf sur le toit  op.58

 

※曲目は変更になる場合がございます。

 

【プロフィール】

 

《成田 達輝/Tatsuki Narita》

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「偉大な名手パガニーニのライバル成田達輝」の見出しで「パガニーニと堂々と競い合う卓越したソリストとしての姿を示した。困難なテクニックを一から十まですべて難なくこなし、驚くべき優れた技量と他では耳にすることができない音色で才能をすべてみせつけた。彼の音楽に聴衆はこれまで経験したことのない衝撃を受け、この驚くべき天才を舞台から下がらせてくれなかった。」

2012年3月26日カントロフ指揮ドゥーエ管弦楽団とパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を共演時の批評訳より

<2012年4月1日付「La Voix du Nord」掲載>

 

札幌市出身パリ在住。2010年ロン=ティボー国際コンクール第2位、サセム賞、12年エリザベート国際コンクール第2位及びイザイ賞を受賞し、一躍脚光を浴びる。パリ国立高等音楽院修了。現在最も注目される若手ヴァイオリニストのひとりとして国内外で目覚しい活躍を広げている。
これまでに、オルレアン響、ブリュッセル・フィル、クリヴィヌ/ルクセンブルク・フィル、尾高忠明/NHK交響楽団、山田和樹/日本フィル、下野竜也/読売日本交響楽団、現田茂夫/札幌交響楽団、沼尻竜典/名古屋フィル、梅田俊明/日本フィル及び東京フィル、飯森範親/東京交響楽団、小林研一郎/新日本フィル、ミラノフ/東京シティフィル、デュメイ/関西フィル、シーヨン・ソン/九州交響楽団などと共演。ピアニスト萩原麻未さんとのリサイタルも各地で好評を得ている。
最近では2013年サントリー芸術財団サマーフェスティバルで演奏した酒井健治作曲の作品が「芥川作曲賞」を受賞。同年初CD「フランク:ヴァイオリン・ソナタ、フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番他」発売。ホテル・オークラ音楽賞、出光音楽賞、上毛芸術文化賞受賞。
これまでに澤田まさ子、市川映子、藤原浜雄、ジャン=ジャック・カントロフ、スヴェトリン・ルセフ、フローリン・シゲティ、田中綾子の各氏に師事。
使用楽器:匿名の所有者からの貸与を受けて、ガルネリ・デル・ジェス"ex-William Kroll"1738年製を使用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《萩原 麻未/Mami Hagiwara》
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2010年11月に行われた第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝は、各方面で大きな話題を集めた。
広島市出身、5歳よりピアノを始める。国内の数多くのコンクールで入賞を重ね、第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位に輝く。
広島音楽高等学校を卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で合格し、ジャック・ルヴィエ、プリスカ・ブノワ両氏のもとで研鑽を積む。
パリ国立高等音楽院修士課程を首席で卒業し、同年ジュネーヴ国際コンクールで優勝。そのファイナルではパスカル・ロフェ指揮スイス・ロマンド管弦楽団と共演した。
2011年、スイスのグシュタード・ニューイヤー・フェスティバル、ジュラ・フェスティバル、フランスのペリグー・ノワール・フェスティバルに招かれる。同年、パリのユネスコ本部でおこなわれた「東日本大震災復興支援チャリティコンサート」、ジュネーヴ国際コンクール入賞者のためのコンサート・ツアーでジュネーヴ、パリ、ミュンヘンで演奏し、その後チュービンゲンでのソロ・リサイタルを行った。
国内では、広島交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演、更に東京・紀尾井ホールにてデビュー・リサイタルを行い、各方面から高い評価を得た。2012年2月には、グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団バーデン=バーデン&フライブルクと共演し、好評を得ている。
現在ロームミュージックファンデーションの奨学生として、パリ国立高等音楽院およびパリ地方音楽院室内楽科に在籍し、イタマール・ゴラン、エリック・ル・サージュ両氏に師事。パリを拠点にさらなる研鑽を重ねながら演奏活動を行っている。
これまでに高松和、田中美保子、小嶋素子、クラウディオ・ソアレス各氏に師事したほか、アンリ・バルダ、イェルク・デームス、ボリス・ペトルシャンスキー各氏らのマスタークラスも受講。
1996、98年にフェニックス賞、メイプル賞、2001年にイタリア・フィナーレリグレ市より文化交流賞を受賞し、2011年には広島市民賞、ひろしまフェニックス賞特別賞、ミュージックペンクラブ・新人賞、第13回ホテルオークラ音楽賞(2011年度)、第22回新日鉄音楽賞 フレッシュアーティスト賞(2011年度)、第22回出光音楽賞など多数受賞している。

 

 

《岡部 真一郎》
音楽学者・評論家。明治学院大学教授。
専攻は音楽学、特に20世紀音楽および同時代音楽。大学で教鞭を執るとともに、新聞や音楽専門誌で評論活動を展開。またテレビ・ラジオの解説やキャスターも務める。