雅楽 東京楽所 〜月見の舞楽〜

雅楽 東京楽所 〜月見の舞楽〜

宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設された、わが国最大規模の雅楽団体「東京楽所」公演です。今年は、舞楽演目の中でも数少ない演目でしか見られない【蛮絵装束】を着て舞楽をお届けします。袍の色合いが変化する舞との美しさと、夕暮れから変わる月見の美しさとともにお楽しみください。

日 時

2017年9月24日(日)
 17:30

会 場

こしがや能楽堂

出 演

東京楽所

料 金

全席自由 一般 2,000円/学生 1,000円
※未就学児童は入場できません。
※雨天決行(荒天時中止)
※前売券は250枚(当日券は天候により販売中止する場合あり。)

チケット発売日:

公益財団法人越谷市施設管理公社

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東京楽所恒例となりました「こしがや能楽堂 雅楽公演」毎回大変楽しみにしております。

 

平安期、御所内での「歌舞・うたまい」は野外で開催されていました。

 

「雅楽」は「自然の摂理に則り奏でる」ことが本来の姿です。そう考えますと、こしがや能楽堂「雅楽公演」は「本来の舞」の在り方を知る公演だとも言えます。平安時代にタイムトリップできます。

 

今年は月見の雅楽となるのか?小雨煙る舞となるのか?どちらも雅楽本来の楽しみ方の一つです。

 

 

【本公演の見所】

 

昨年に続き「平舞(ひらまい)・番舞(つがいまい)」をお届けいたします。

 

天からの操り人形の如く優雅に舞う平舞を『左舞 桃李花(とうりか)』『右舞 登天楽(とうてんらく)』でご紹介いたします。

 

 

舞楽装束の美しさは世界に誇る日本伝統技術の最たるものです。絹の美しさを生かした手刺繍の装飾美は平安絵巻を堪能出来ます。昨年は、襲装束(かさねしょうぞく)を左舞・右舞でご紹介いたしましたが、今年の番舞装束は、蛮絵装束(ばんえしょうぞく)です。

 

《蛮絵装束》

赤の大口、糸鞋、表袴、下襲、袍、金帯(左方)、銀帯(右方)、笏、冠を持って一具とする。

 

と書かれていますが、何のことやら分かりません。私たちに分かるのは、袍・ほう(一番上に付けている薄い装束)には「相対する唐獅子」が手刺繍されています。『左舞 桃李花』『右舞 登天楽』では袍の色合いが変わり、その装飾美の美しさが舞様を更に引き立てます。

 

宮内庁式部職楽部が伝承する「日本雅楽」は、昭和30年、国の重要無形文化遺産、平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。千数百年の歴史遍歴に途絶えることなく伝承されていることは、祖先たちの偉大さを知ることになります。また、「日本雅楽」を見えない所で支えてきた数多くの「日本伝統工芸技術者たち」の存在も世界に誇るものです。21世紀、如何に次世代に継承していくかは、私たちの責務です。「こしがや能楽堂 雅楽公演」もその大事な一つです。

 

越谷市民の皆さまの日頃に行いがいいのか、毎回終演時には見え隠れする月を楽しんでいただけています。

 

本年も多くの皆さま方のご来場をお待ちして申し上げます。

 

 

野原耕二(音楽プロデューサー)

〜「小雨煙る舞の情緒もまたいいだろう」と身勝手に想っております〜