狂言の世界
人間国宝・野村万作氏と、多彩な活躍をする野村萬斎氏率いる万作の会による狂言公演
日 時 |
2017年3月31日(金)
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会 場 |
大ホール |
出 演 |
野村万作、野村萬斎、石田幸雄、深田博治 ほか |
料 金 |
特等席 一般4,500円・シニア4,050円・学生1,500円 |
●公式サイトURL http://www.mansaku.co.jp
●公益財団法人越谷市施設管理公社
解説 深田博治
出演/中村修一
出演/野村萬斎、石田幸雄、高野和憲
出演/野村万作、深田博治、岡 聡史
乱暴者の悪太郎は、酒を飲むことを非難する伯父を脅してやろうと、長刀を携えて出かけていく。ところが、そこでもさんざん酒を飲み、よい機嫌になると、帰る道すがら寝込んでしまう。後をつけてきた伯父は、道端に寝ている悪太郎を見つけて僧形にし、「今後は南無阿弥陀仏と名づける」と言い渡して去る。さて、目を覚ました悪太郎は・・・。
行き場の無いエネルギーを放出していた悪太郎ですが、「南無阿弥陀仏」と名づけられるのを境に舞台が一変します。狂言らしい笑いに溢れる前半と共に、悟りに至る後半もまた見どころです。
修行を終えて帰る途中の山伏が竹やぶで休んでいると、主人の命で、長寿の薬になるという蝸牛(かたつむり)を捕りに太郎冠者がやってくる。太郎冠者が山伏を蝸牛だと思い込み声をかけると、面白がった山伏は蝸牛になりすまして太郎冠者をからかう。さらに山伏は、囃子言葉に浮かれてなら同行しようと、太郎冠者にかたつむりの囃子言葉を教え・・・。
観ていると心も体もうきうきとしてくる楽しい作品です。「でんでんむしむし」という囃子言葉が何回も出てきますので、登場人物と一緒に浮かれてみてはいかがでしょうか。
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