狂言の世界
人間国宝・野村万作氏と、テレビ・舞台等で活躍する野村萬斎氏による狂言公演を開催!
日 時 |
2015年2月5日(木)
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会 場 |
大ホール |
出 演 |
野村万作・野村萬斎・石田幸雄・深田博治 他 |
料 金 |
特等席 一般4,500円・シニア4,050円・学生1,500円 |
●公益財団法人越谷市施設管理公社
演目:素袍落(すおうおとし)・千切木(ちぎりき)
※演目の前に、深田博治氏による狂言の解説が入ります。
【番組紹介】
◎素袍落(すおうおとし)
急に伊勢参宮を思い立った主人は、前から同行を約束していた伯父を社交辞令までに誘おうと、太郎冠者を使いにやる。伯父は急のことなので、と辞退するが、太郎冠者に門出の酒をふるまう。酔った太郎冠者は調子に乗って伯父をほめそやし、主人の愚痴を言って気炎をあげた上、祝儀に素袍までもらい上機嫌で帰路に着く。なかなか帰らない太郎冠者を心配し、途中まで迎えにきた主人が、伯父の返事を問いただすが要領を得ない。そのうち…。
酒好きで憎めない太郎冠者の魅力が存分に発揮される演目です。酒盛りの楽しい雰囲気が伝わってきます。
◎千切木(ちぎりき)
連歌の会の頭(当屋)になった男が、太郎冠者に会の仲間を呼びに行かせる。皆が集まって歌を考えていると、仲間はずれにされた太郎がやってくる。自分を呼ばなかったことに腹を立てた太郎は、当屋の家の掛け軸や花に難癖をつけこきおろす。怒った人々は、太郎を打ちのめし放り出してしまう。事件を聞きつけた太郎の妻は、しぶる太郎にむりやり棒を持たせ、仕返しに行くよう叱咤激励するのだが…。
題名の千切木は、時機に遅れて役に立たないという意味の「諍い果てての千切木」という諺からとられた言葉です。弱虫の割には強がる夫と、気は強いが夫思いの妻のやりとりの妙をお楽しみ下さい。
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