No.414 サンシティ名画劇場「あいあい傘」

No.414 サンシティ名画劇場「あいあい傘」

愛と愛が一つになって「あいあい傘」—。 家族に「愛している」と伝えられることが、どれだけ幸せなことなのか—。あたり前だと思っていた日常をとても愛おしく思い、逢いたいのにずっと逢えずにいた父と娘の愛にあふれた5日間の物語。あなたはきっと、家族がもっと好きになる。

日 時

2019年5月24日(金) ・ 25日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

1時間56分

会 場

小ホール

出 演

料 金

1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL https://aiai-gasa.com

公益財団法人越谷市施設管理公社


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家族に「愛している」と伝えられることが、どれだけ幸せなことなのか—。あたり前だと思っていた日常をとても愛おしく感じる、家族を大切に思える映画が誕生しました。『あいあい傘』は、逢いたいのにずっと逢えずにいた父の娘の愛にあふれた5日間の物語です。

 

恋園神社のある小さな田舎町。年に一度の祭りが近づいた日、さつきは25年前に姿を消した父の六郎を探しにその街へやってきます。宿に向かう途中、偶然にも六郎を知るテキ屋の清太郎と出会ったさつきは、「祭りの取材をしたい」と嘘をついて彼に町案内してもらうことに。清太郎を通じて、六郎がどんな生活を送っているのかを知ったさつきは、意を決して、父の新しい家族、奥さんの玉枝と彼女の一人娘に会いに行こうとします。

 

互いを想いながらも一緒に暮らすことが出来なかった、さつきと六郎の葛藤。そして、彼らを支える人々—六郎をあたたかく迎え入れた玉枝の深い愛情、さつきに運命を感じた清太郎の真っ直ぐな恋心、六郎とさつきを陰ながら応援するテキ屋の仲間たちの優しさ・・・・個性的なキャラクターたちの人情喜劇に笑い、相手を思いやる姿にほっこりさせられ、やがて訪れる父と娘の予想を超える結末に涙が止まらなくなるはずです。

 

主人公のさつきを演じるのは、倉科カナ。父に対する喜怒哀楽をなんとも人間臭く豊かに演じています。さつきと運命的に出会い恋をするテキ屋の清太郎を市原隼人、25年逢えずにいる娘と新しい家族の間で揺れ動く六郎を立川談春、六郎を支えながらお茶屋「恋園庵」を営む玉枝を原田知世が演じ、ほかにも入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、永井大、トミーズ雅など、実力派がしっかり脇を固めます。

 

監督は、役者・演出家・脚本家として活躍する宅間孝行。2012年まで主宰していた劇団「東京セレソンデラックス」の隠れた名作であるこの「あいあい傘」を、もっと多くの人に届けたいという熱い想いで映画化に挑みました。また、この映画のために竹内まりやが書き下ろした主題歌「小さな願い」は、大切な人の幸せを願う曲。父と娘の5日間のラストをあたたかな愛情で彩ります。

 

大切な人に会いたくなる、「いつもありがとう」と伝えたくなる、そんな家族の愛の物語『あいあい傘』が、大人たちをやさしい涙で包み込みます。

 

 

 

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愛する妻と娘との日々を思い返しながら、六郎は電車に乗り、小さな田舎町に降り立つ。夕立が来そうな雲行きのなか、さまよい歩き、恋園神社にたどり着く。神社の一角にあるお茶屋「恋園庵」の女将・玉枝は、六郎の思い詰めたような姿が気になり跡を追い、悲しそうにたたずむ彼にそっと傘を差し出した。そんな六郎の姿を少し離れたところからずっと見つめる視線があった—。

 

それから25年後。六郎(立川談春)は、あの夏の日の出会いをきっかけに、玉枝(原田知世)と彼女の一人娘の麻衣子(入山杏奈)と生活をともにしていたが、麻衣子との関係は上手くいかず悩んでいた。そして年に一度の夏祭りの日が近づいていたある日、運命が動き出した。

 

父・虎蔵(永井大)の跡を継いでテキ屋になった清太郎(市原隼人)は、仲間の日出子(高橋メアリージュン)と力也(やべきょうすけ)を引き連れて、今年もまたr恋園神社を訪れる。同じ頃、さつき(倉科カナ)もその田舎町にやって来た。彼女の旅の目的は、25年前に姿を消した父の六郎を探すためだった。死んだと聞かされていた父親が生きていることを知り、どうして会いに来ないのか、一体どんな暮らしをしているのかを確かめにきたのだ。

 

宿に向かう途中、偶然にも六郎を知る清太郎出会ったさつきは、夏祭りの取材をしたいと嘘をついて彼に町を案内してもらうことにする。しかし、人の良い清太郎を利用して父親を探そうとしているのが心苦しくなり、町にやってきた本当の理由を告げる。

 

昔から知っている六郎や玉枝を傷つけたくないけれど、さつきの願いも叶えてあげたい—清太郎は、六郎が経営する東雲学習塾、玉枝が営む恋園庵、麻衣子が働く恋園神社を案内する。六郎に新しい家族がいる、その事実にさつきはショックを受け、それまで押さえてきた怒りと哀しみの感情を清太郎たちにぶつけてしまうのだった。そんななか、さつきのことを探している車海老(トミーズ雅)という謎の男も町へやってきて、夏祭りを目前に田舎町は次第に慌ただしくなっていく。

 

さつきと六郎はどんな再会を果たすのか、さつきと清太郎の出会いは運命だったのか。それぞれの想いが、愛する人に届けられようとしていた。

 

 

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監督・脚本/宅間孝行

 

 

出演/倉科カナ、市原隼人、立川談春、原田知世、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、布川隼汰、永井大、金田明夫、大和田獏、トミーズ雅 他

 

 

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