No.406 サンシティ名画劇場「ミッドナイト・バス」

No.406 サンシティ名画劇場「ミッドナイト・バス」

この夜を超えたら、きっと希望が待っている—。バツイチ中年男の主人公は長距離深夜バスの運転手。恋人との再婚を考えていた矢先、運転する新潟行きのバスに16年前に別れた元妻が乗り合わせる。長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が再び心を近づける。突然の思いがけない再開をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す—。

日 時

2018年9月28日(金) ・ 29日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

2時間37分

会 場

小ホール

出 演

料 金

1,000円
割引券持参800円

公式サイトURL http://midnightbus-movie.jp

公益財団法人越谷市施設管理公社


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バツイチ中年男の高宮利一は、新潟〜東京間を走る長距離深夜バスの運転手。東京で定食屋を営む恋人・志穂との再婚を考えていた矢先、息子の怜司が東京での仕事を辞め、帰ってくる。娘の彩菜は友人とマンガやグッズのウェブショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。そしてある夜、利一が運転する新潟行きのバスに、16年前に別れた妻・美雪が乗り合わせる。16年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づける。母の出現に反発する彩菜、動揺する怜司。突然の思いがけない再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す—。

 

 

 

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主演は、俳優としても活躍著しい原田泰造。関越トンネルを挟んで「父性」と「男性」を往ったり来たりする難しい役柄を見事に演じきっている。また撮影に先立って大型自動車免許を取得、吹替えなしで関越道を自走するシーンは必見だ!主人公の元妻・加賀美雪に、山本未來。かつて残してしまった子どもへの負い目を感じつつも利一の優しさに心乱れる元妻を熱演。また演技派女優・小西真奈美が、ひたむきに利一を想う天真爛漫な恋人・志穂を切なく演じている。幼い頃置き去りにした母を許せず葛藤する兄弟を、若手俳優の七瀬公、NHK連続テレビ小説『わろてんか』の主演に抜擢された注目株、葵わかなが好演している。そしてベテラン・長塚京三が、認知症を患う美雪の父・山辺敬三役で存在感を発揮している。監督は、東陽一、藤田敏八、大林宣彦、原田眞人、エドワード・ヤン、根岸吉太郎、といった錚々たる名称の作品で助監督経験を積んできた竹下昌男。自身の長編映画監督作品にして原田の初主演映画『ジャンプ』依頼、原田とは2度目のタッグとなる。音楽は『北のカナリアたち』で第36回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞したヴァイオリニスト・川井郁子が担当。撮影は、ほぼ全編新潟ロケを敢行。白鳥の郷や雪景色など、新潟の美しい風景刻まれている。

 

 

STORY

 

 

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主人公の利一は、東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で長距離深夜バスの運転士として働く中年の男。ある夜、利一がいつもの東京発—新潟行きのバスを発車させようとしたその時、滑り込むように乗車してきたのが、16年前に離婚した妻・美雪だった。突然の思いがけない再会。

 

 

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美雪は東京で新しい家庭を持ち、新潟に独り暮らしている病床の父親を見舞うところだった。美雪の疲れ果てた様子が気になる利一。利一には、美雪との間に怜司と彩菜という子どもがいる。利一が東京で定食屋を営む恋人・志穂との再婚を考えていた矢先、長男の怜司は東京での仕事を辞めて帰ってくる。娘の彩菜は、友人とルームシェアしながら、インターネットでマンガやグッズのウェブショップを立ち上げていたが、実現しそうな夢と、結婚の間で揺れていた。そして利一は、元妻の美雪が夫の浮気と身体の不調に悩み、幸せとは言えない結婚生活を送っていると知る。利一と美雪の離婚で一度バラバラになった家族が、今、それぞれの問題を抱えて、故郷「新潟」に集まって来る。家族がもう一度前に進むために、どうずればいいのか—。

 

 

 

16年という長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づけていく。利一とは違う場所で、美雪もまた、同じ分の歳月を生きていた。だけど、どんなに惹かれ合っても、一度別れてしまった道は、もう二度と交わらないこともわかっている。この数ヶ月、志穂といた利一は美雪を思い、美雪といた利一は志穂を思った。利一には恋人の志穂が、美雪には夫とまだ幼い息子がいる—。

 

 

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奇跡のような再会から数ヶ月が過ぎ、小雪が舞う中を、美雪は利一に見送られ、東京行きの深夜バスに乗る。ひとりになった利一は、自分が今、人生のどこにいるのかと考える。それは、暗い昼かもしれないし、夜かもしれない。たとえ夜の中、先も見えない暗がりの中にいたとしても、利一はそんな夜をいくつも越えてきた。だから恐れずに進めばいい。走り続けたその先はいつだって、きれいな朝が待っているはずだ。利一は願いを込めて、志穂の元へバスを走らせる。もう一度、明日へと、自分自身の人生を前に進ませるために—。

 

 

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監督/竹下昌男

 

出演/原田泰造、山本未來、小西真奈美、葵わかな、七瀬公、長塚京三 他

 

 

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