No.403 サンシティ名画劇場「女神の見えざる手」：サンシティホール

彼女がアメリカを「毒」で刺す—。大統領になりたければ彼らに頼め！天才的な戦略を駆使して政治を影で動かすロビイストが銃社会を止めるために仕掛けた“一手”とは—？彼らの知られざる“見えざる手”の実態に迫った社会派サスペンス。

●公式サイトURL http://miss-sloane.jp

●公益財団法人越谷市施設管理公社

政治家の心や世論を動かし、マスコミも操作し、世界を変える決断に深く関与する。そんなプロフェッショナル集団＝ロビイスト。いったい彼らはどんな戦略を立て、その見えざる手で人々の心や巨大な権力すら操作するのか？

戦略の天才たちにモラルや常識は必要ない。危険な一線も越えて繰り出される秘策は、どんな武器よりも協力で過激！一瞬先も読めないロビイストたちの闘いが、かつてない興奮とサプライズ、感動をもたらす話題作が誕生した。

ロビイストの“女神に君臨”するのが、エリザベス・スローン。真っ赤なルージュ、一流ブランドとハイヒールで武装した彼女が、天才的なひらめきと無敵の決断力で、巨大な勢力を敵に回す—。

一切の妥協を許さず、敵はもちろん、味方をも畏れさせるエリザベス。睡眠時間も惜しんで策略を巡らせ、プライベートの時間を持たず、恋愛はエスコートサービスで代用。これ以上にないほど強烈なインパクトのヒロインを演じるのは、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。観客の目をもあざむく演技で新境地を拓き、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた。

さらに、エリザベスと共に闘う上司役に『キングスマン』のマーク・ストロングのほか、『インターステラー』のジョン・リスゴー、ドラマ『LAW & ORDER  ロー&オーダー』のサム・ウォーターストンらベテランに、若手実力派たちが集結。

アカデミー賞主演女優賞作品賞に輝いた『恋におちたシェイクスピア』のジェンマッデン監督によって圧巻のエンタテイメントが誕生した！

銃規制法案を巡るロビー活動の攻防には巧妙な罠も仕掛けられ、予想不能のサスペンスが展開。そして逆転に次ぐ逆転劇の末に導かれるのは、清々しくエモーショナルな結末！近寄りがたいほどの鉄壁だったヒロインに、気がつけば心をわしづかみにされている。

ワシントンD.C.で、スパークリング上院議員（ジョン・リスゴー）による聴聞会が開かれた。召喚されているのは、敏腕ロビイストとしてエリザベス・スローン（ジェシカ・チャステイン）。大手ロビー会社、コール=ルラヴィッツ& W在職中に手掛けた仕事で不正を行っていたとされ、その真偽が問われている。

聴聞会から遡ること、3ヶ月と1週間前。

エリザベスは、コール=ルラヴィッツ& Wの花形ロビイストだった。勝つためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない仕事ぶりはクライアントから高く評価され、政府やメディアからも一目置かれる存在だった。

エリザベスは、銃擁護派団体からの仕事を依頼られていた。新たな銃規制法案に対し、女性の銃保持を認めるロビー活動、廃案に持ち込んでくれというのだ。団体の代表者は議員たちにも強い影響力をもつ人物だが、エリザベスは目の前でその仕事をきっぱりと断る。その結果、上司のデュポン（サム・ウォーターストン）から、「依頼を断るなら、君にいてもらう必要はない」と言い渡される。

その夜、パーティに出席したエリザベスは、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社のCEO、シュミット（マーク・ストロング）から、自分と一緒に闘わないかと誘いを受ける。

次の日、エリザベスは部下を引き連れ、シュミットの会社へ移籍。奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていく。

だが、巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元同僚も負けてはいない。エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく．．．．。

監督／ジョン・マッデン「恋におちたシェイクスピア」

出演／ジェシカ・チャステイン「ゼロ・ダーク・サーティ」、マーク・ストロング「キングスマン」、ググ・バサ＝ロー「美女と野獣」、ジョン・リスゴー「インターステラー」 他