No.401 サンシティ名画劇場「彼女がその名を知らない鳥たち」※R15指定

No.401 サンシティ名画劇場「彼女がその名を知らない鳥たち」※R15指定

—あの人はなぜ消えてしまったのか? ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」を突きつけ、読者を虜にした沼田まほかるの人気ミステリー小説。共感度ゼロの最低な女と男が辿り着く“究極の愛”とはきっと、あなたの愛の概念を変えるだろう。

日 時

30年4月20日(金) ・ 21日(土)
 10:00/14:00/18:30

本編時間

2時間3分

会 場

小ホール

出 演

料 金

1,000円
割引券持参800円

公益財団法人越谷市施設管理公社


 

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嫌な女・十和子、下劣な男・陣治、ゲスな男・水島、クズ過ぎる男・黒崎。

“共感度0%”の最低な登場人物しか出てこないのに、ページをめくる手が止まらないと話題を呼び、20万部を超えるベストセラーとなっている人気ミステリー小説が、ついに映画化された。

十和子への過剰な愛ゆえに陣治は黒崎を殺したのか。異常な献身と束縛の先には、水島に手をかけ、十和子を追いつめる不吉な未来が待っているのか、それとも—。

肌にまとわりつくような不穏で不快な空気を漂わせながらも、物語はあまりにも美しい“究極な愛”へとアクロバティックに着地していく。誰も裁くことができない予想を超えたラストを見届けたとき、観る者の胸に驚きと感動が広がる、まぎれもない愛の物語が誕生した。

 

 

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人間が本質的に持つ闇や愚かさに迫りながらも光を感じさせる読後感で、多くのファンを生んでいる沼田まほかるの同小説を映画化したのは、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』など実録路線のクライムムービーで高い評価を得た白石和彌監督。ノンフィクションを原作に骨太な社会派エンターテイメントを生んできた監督が、初めて本格的な大人のラブストーリーに挑む。

 

地位もお金もない陣治をひどく足蹴にしながらも、恋愛に依存せずには生きられない儚い危なっかしさを感じさせる十和子を演じるのは蒼井優。初共演となる阿部サダヲが、十和子に嫌がられながらも執着心を隠さない不潔で滑稽な男・陣治を演じている。甘くて薄っぺらな言葉を次々と繰り出し、十和子と肉体関係を結ぶ不倫相手・水島に松坂桃李。十和子が思い続けるかつての恋人で野心家の黒崎に竹野内豊。役者の底辺を引き出してきた白石監督のもと、それぞれの役者がこれまでに見せたことがないまったく新しい表情を見せ、愛の概念を変えるような物語に命を吹き込んでいる。

 

 

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15歳年上の男・陣治と暮しながらも、8年前に別れた男・黒崎のことが忘れられずにいる女・十和子。不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。ある日、十和子が出会ったのは、どこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島。彼との情事に溺れる十和子は、刑事から黒崎が行方不明だと告げられる。どれほど罵倒されても「十和子のためだったら何でもできる」と言い続ける陣治が執拗に自分を付け回していることを知った彼女は、黒崎の失踪に陣治が関わっていると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめる—。

 

 

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監督/白石和彌『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』

 

原作/沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』

 

出演/蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、村川絵梨、赤堀雅秋、赤澤ムック、中嶋しゅう、竹野内豊 他

 

 

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