No.390 サンシティ名画劇場「永い言い訳」
妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。
日 時 |
2017年5月19日(金)
・
20日(土)
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本編時間 |
2時間4分 |
会 場 |
小ホール |
出 演 |
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料 金 |
1,000円 |
●公式サイトURL http://nagai-iiwake.com
●公益財団法人越谷市施設管理公社
第71回毎日映画コンクール
監督賞《西川美和》
主演男優賞《本木雅弘》
第90回キネマ旬報ベスト・テン
助演男優賞《竹原ピストル》
第40回日本アカデミー賞
優秀助演男優賞ノミネート《竹原ピストル》
ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった。
観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。
『おくりびと』以来7年ぶりに主人公・幸夫を演じるのは、『日本のいちばん長い日』で賞レースを席巻した本木雅弘。イメージを大きく覆す新境地に挑み、歪んだ自意識とコンプレックスに溺れるタレント小説家を人間味たっぷりのチャーミングな人物に見事に昇華させた。陽一にはミュージシャンの竹原ピストルを抜擢、幸夫の妻に深津絵里、さらに、池松壮亮、黒木華、山田真歩など贅沢な共演陣が、緊張感と豊かさをスクリーンに焼き付ける。約1年の撮影期間を経て成長を遂げていく子役たちの予測不可能な演技にも魅了される。原作・脚本・監督を手掛けたのは、『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売る二人』に続くオリジナル脚本を書き下ろし、本作の原作で直木賞候補となった西川美和。自ら集大成と語る通り、卓抜したストーリーテリングと強烈な心理描写が研ぎすまされ、かつてない優しさと希望にあふれた、「感動作」となった。観る者は、いつしか物語に入り込み、主人公たちとともに悩み、迷い、そしてたしかな幸福感に涙するだろう。
妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。
その不思議な出会いから、
「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。
STORY
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会をしていた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らを買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだすのだが・・・。
原作・脚本・監督/西川美和
出演/本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里 他
※当日割引券(チラシ)またはこのページをプリントアウトし、ご持参の方200円引き。
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