狂言の世界
演目:小舞「貝づくし」「八景」/狂言「鎌腹」「千鳥」 上演の前に野村萬斎氏による演目の解説があります。
日 時 |
2012年2月24日(金)
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会 場 |
大ホール |
出 演 |
野村万作 野村萬斎 石田幸雄 ほか |
料 金 |
特等(一般)4,500円(シニア)4,050円(学生)2,250円 |
人間国宝の野村万作と狂言はもとより映画・現代劇などで活躍する
野村萬斎が日本の伝統芸能「狂言」の魅力をお贈りします
番 組
演 目 紹 介
◆鎌腹(かまばら)
怠け者の太郎が山へ薪を取りに行かないので、怒った妻は鎌を縛り付けた棒を持ち、追い回す。仲裁人が止めに入るが、太郎は女に侮辱されるより自殺した方がマシと、妻の目の前で腹を切ろうとする。ところが妻は、やれるものならやってみろと捨てゼリフを残し、立ち去ってしまう。一人残された太郎は、さまざまな死に方を試みるが…。
後に引けなくなった男の運命は? 虚栄心と生への執着心が交差する、シテの演技が見どころです。
◆千鳥(ちどり)
明日の神事に必要な酒を、支払いの滞っている酒屋から、どうにかして取ってくるよう命じられた太郎冠者。太郎冠者は酒屋に、代金の米がすぐにも届くはずと嘘をつき、まんまと酒樽に酒を詰めさせる。早速持って帰ろうとするが、米が届かぬうちはと酒屋に止められてしまう。米を待つ間話をするよう頼まれた太郎冠者は、尾張の津島祭の話をはじめ…。
太郎冠者と酒屋の駆け引きが楽しい作品です。津島祭の千鳥を伏せる場面や流鏑馬の様子が、仕方話でリズミカルに演じられます。太郎冠者は上手く酒を持ち出せるのでしょうか?