狂言の世界
野村万作・萬斎一門の「万作の会」による狂言公演。 時代を超えて愛される和楽の世界をお楽しみください。
日 時 |
2024年2月17日(土)
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会 場 |
大ホール |
出 演 |
野村万作、野村萬斎 他 |
料 金 |
全席指定(税込) |
●公益財団法人越谷市施設管理公社
番 組
演目紹介
◎末広かり(すえひろがり)
果報者が来客に末広かり(扇)を贈ろうと、太郎冠者に命じて都へ買いに行かせる。ところが末広かりが何のことか知らない太郎冠者。声を掛けてきた男の巧みな言葉に、古傘を末広かりと信じ込んでしまう。大喜びで古傘を買い求めた太郎冠者は早速屋敷に持ち帰ると、果報者に見せるのだが…。
縁起物の末広かりを題材とする、祝賀的な狂言の代表曲です。高揚する囃子物とともに晴れやかな結末へ向かう、和楽の世界をお楽しみ下さい。
写真撮影:政川慎治
◎小傘(こがらかさ)
田舎者が村に草堂を建立したのだが、堂守がいないので街道に出て探していると、僧と新発意(しんぼち)(出家して間もない修行中の僧)がやって来たのですぐに連れて帰る。しかしこの二人、実は博奕で食いつめた主従であった。法事が始まると、僧は賭場で聞き覚えた傘の小歌をお経のように唱えて参詣人たちをごまかし、皆が法悦に浸っている内に新発意に施物を盗ませようとするのだが、なかなか上手くいかない。そうしているうちに念仏は益々高揚していき…。
中世ののどかな様子がうかがい知れる曲です。にわか坊主が傘の小歌を、お経のよう唱えるところが一つの聞きどころです。首尾良く事は進むのでしょうか?
写真撮影:政川慎治
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